二匹の猫、一頭の竜
出会い 〔弟の視点より〕
僕らは

つねに、変わらない日常に
飽き飽きし

そして

小さい子供ながらも、一生懸命に生き続けた

そうすれば、何かが変わるのではないのかと

そう思いながら生き続けた
でも、それは

間違いだった

それに気付いたのは

あの子と出会えたからだ

そう

とても小さくて

とても大きな

あの子に

そう

それは、ある日の夜のこと
僕らは、城に盗みに入ったところから

始まる・・・・・・・
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