二匹の猫、一頭の竜
ちなみに、その女の子は、と言うと、

「……きゅっう……」

と、声か鳴き声かわからない感じの言葉を発し、

首をかしげていた。

それをみて、姉さんは

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

更に、声にならない、黄色い悲鳴を、あげ、その娘は、更に、首を傾げていた

多分、「何だろう、このへんな物は」と思っているに違いない、

できれば、僕はその括りに、入れないで下さい。

まあここらへんは、まだ、平和的だった。

しかし、次の瞬間

「くちゅん」

と、あの子がくしゃみをしたかと思うと、

「ぎゃぁっ」

何ともマヌケなおととともに姉さんが

吹っ飛び、何ともマヌケなレリーフと化していた。

これが

僕らと彼女との出会いだった
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