二匹の猫、一頭の竜
そして

遡ること、数時間前こと

とある、食堂にて

「うーむ」

「どうしたんだい、姉さん」

「いやー、私達って、義賊じゃん」

「自称だけどね」

「なのに、やってることって、なーんかパッとしないじゃん」

「お菓子の万引きも犯罪ちゃー犯罪だけど……」

「そこで、もっと大きな獲物を仕留めたいと思います」

「へーどんな」

「そうねーまずは……」

……次の瞬間アイとそれに遅れてメラも食堂から逃げ出した

「ここのお代を踏み倒す」
「はーやっぱり、こうなるのねー」

こうして二人は、赤い顔した店の主に捕まったのだった

一応、計画通りに……
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