二匹の猫、一頭の竜
おっと、話は、砦のところに

戻る……

それは、僕らが

逃げ回っているときのことだ

「本当に、そんなのが、あったの?」

「あったの!それはもう厳重な警備がなされてなんだから、間違いないっしょっ!」

と、姉さんは自信満々に、こう豪語した
なんでも、牢屋に、連行されているときに
金目の物がありそうな部屋を、見つけたらしいのだ。
そんな訳で、僕らは、そこまで行くことになったのだ
〔姉さんは、ノリノリだったが僕は、半信半疑だった。〕
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