二匹の猫、一頭の竜
まー、そんなこんなで

そこまで、いってみると

確かに、そこは、重要なものがあるらしく

他とは、違うかなり頑丈そうな扉とゴツい竜人の兵隊が、二人ほど、立っていた。

「どうすんの、マジで」

「こうすんの」

と言うと、姉さんは

丸い物体を

兵士の前に投げ込んだ。

それは

見事な放物線を描き

彼らの前に、着地すると

白い煙を吐きだし、

あっという間に

二人を眠らせた。

「よしっ、次は……」

そういって姉さんは

門番らしき男から鍵とついでに財布も盗み

扉を開けた。

〔ちなみに、先程出た眠り玉と、これまでに出た爆弾は、僕が作りました〕
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