二匹の猫、一頭の竜
まあ、そんなこんなで、なかに入ると、そこには

2㍍はあるであろう、鉛色をした、球体しかなく、他には、何もなかった。
「うわ、何にも無いじゃん」

「確かに、何にも無いなー、一応これ盗んどく?」
そういって、僕は、例の鉛色した球体をさした

「まぁ、一応ね、何も無いよりは」

そして、僕らは、その球体に近づいた。

すると

ビシッ

という音がした

「「?」」

ビシッビシッ

まただ、僕らは、顔を見合わせた。

「なっ何?なにがおきたの?」

「なにかが、割れてるのか?」

だとすると、いったいなにが?

僕らは、恐る恐る、音のする方をみた。

するとそこには、いまにも割れそうな鉛色の球体が、あった

「なっ!?何で?」

「さーね、まぁこれが何かの卵だというのは、わかったけど……」

「そんなの私にもわかるわよ!!」

「はいはい、それより問題は、いったい、何の卵かたけど……」

「そうよ、いったいなんなの、これー」

姉さんは、かなりあわてふためいていた。

まぁ、僕自身も、見た感じは、冷静そうだが、内心では、結構、混乱していた。
……まあ姉さん程では、無いが、
< 9 / 21 >

この作品をシェア

pagetop