【短編集】時空郵便



リビングでは寝癖頭のまま納豆ご飯を食べるお父さんと

私のお弁当を詰めてくれているお母さんの姿があった。

私はお母さんの横に寄っていく。

「お母さんいつも朝起こしてくれてありがと」

「あら、なに?いつもうるさいなんて言うくせに」

「やっぱ気持ちって伝えなきゃな。って思って。

私、お母さんもお父さんも大好き」

私がそう言うとお母さんとお父さんは二人で笑った。





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