らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
そう聞いたと同時に私を覆いかぶさるように、裕貴君は私の上へ来た。



「今、そんな事聞くんだ?」



「えっ?」



やっぱり怒ってたんですの?




「蘭ちゃんが、男にほいほい着いて行くから。」



「えっ?」



「隣の課の奴に告白でもされてたろ?」



あっ、あの会議室での話を言ってますの?



でも、何でそんな事を裕貴君が知ってますの?




「もう、誰にもほいほい着いていくなよ。」



「ほいほいなんか・・・。」




「蘭ちゃんには俺だけだ・・・。」



裕貴君の唇が私の唇を塞いだ。



「んっ・・・っ。」





「蘭子・・・愛してる・・・。」




初めて蘭子って呼んでくれた。



私には裕貴君だけだよ・・・。



誰にも着いてなんか行かないから安心してね・・・。








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