らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
そんな私を側で見ていたメイドの奈緒美さんが私に言った。




「お嬢様。他のメイドや旦那様には内緒で、



電話なら見過ごしてさしあげます。」



奈緒美さんは私にニッコリ微笑んだ。



奈緒美さんは私の一番信頼しているメイド。



小さい時から、お姉さんのように慕っていた人。



きっとこんな私を見ていられなったのかも知れない。



「奈緒美さん!」



私は奈緒美さんに抱きついた。



「可愛そうに。」



そう言って私の頭を撫でてくれた。



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