らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
「ぐすっ、ぐすっ・・・。」



「もう泣き止んで?蘭ちゃん。」



「うん。」



「これ、吹いてみて?」



そう言って裕貴君はホイッスルを私にくれた。



ピーッ!



「裕貴マン参上!」



「ふふっ。ふふふっ。」



「あっ、笑った。蘭ちゃんは笑ってる方が良いよ。」



「うん。」



やっぱ裕貴君と一緒にいるって、いいな。



「蘭ちゃんちょっと痩せたんじゃない?」



「そんな事ないよ。」



「そんな事ある・・・。」



そう言って私を抱きしめた裕貴君。



「やっぱり痩せたよ・・・。」




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