らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
次の日俺は、三上を俺の部屋へ呼んだ。



コンコン



「どうぞ。」



「副社長お呼びでしょうか?」



「俺はまた来週海外に戻るんだが、それまでにお前にお願いがある。」



「なんでしょう?」



「蘭子の元へと行って欲しい。」



「えっ?蘭ちゃん・・・ですか?」



「驚くのも無理は無い。



三上が蘭子と連絡が取れていないのは知っている。」



「何故・・・。」



「実は蘭子・・・記憶喪失なんだ。」



「えっ・・・?」



「もし、1度逢って、蘭子の記憶が戻らなかったら、



もう蘭子の事は忘れる。



そうおじ様と約束してきた。



どうだ?これでも逢うか?」



三上は少し考えた後、



「逢います。」



と力強く言った。



~隼人sideおわり~



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