らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
~蘭子パパside~



「おじ様、良いんですか?」



心配そうに私を見る隼人君。



「良い、行かせてあげなさい。



蘭子のあんな笑顔久し振りにみた。



記憶は戻らなかったが、



彼といると幸せそうだ。



彼がきっと、私達の力になってくれることだろう。



なんとなくそんか気がするよ。」



「おじ様・・・。」



「ありがとう、隼人君。



彼を連れて来てくれて。



もとはといえば、



蘭子の記憶が無くなったのも、



蘭子から彼を引き離したせいだと思うんだ。



今となれば・・・だけどな。」



私は自分がした事の過ちを認めた。



あの時はそれが蘭子の為だと思ってたんだけどな。



「それでは僕達帰ります。」



「ありがとう。」



私は隼人君達を見送った。



~蘭子パパsideおわり~



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