らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
私は会社に着くなり、受付の人に



「市川社長とお逢いしたいのですが。」



と言った。



名前を言うと、電話で確認し、



秘書のらしい方が私を迎えに来てくれた。





社長室へ入ると、おじ様が椅子に座っていた。



私を見るなり、



「この前はすまなかったね。」



と、謝りながらソファーへ座る。



「まぁ、蘭子ちゃんも座って。」



少し他愛も無い話をしてから私は本題に入った。




「おじ様?お願いがあるんですけど・・・。」



そして、私はおじ様に全てを話した。



隼人が好きな人は、この会社の戸田綾乃という人。



綾乃は普通の平凡な家庭だという事。



何より私が隼人さんを諦められない事。




そして、私はこう言った。




「2人を別れさせて頂きたいんです。」




社長は最初はびっくりしていたが、



私の話に納得してくれた様だった。





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