らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
・・・それから1年。



隼人さんは綾乃さんと別れたようだった。



私は隼人さんの側にいることが出来た。



全てが上手く行ったと思った。



隼人さんは私にあまり興味が無さそうだったけど、



時期に私の事だけを見てくれると思っていた。






ある日、私は隼人さんの仕事場にお邪魔していた。



隼人さんは仕事ばっかで私の相手をしてくれない。



つまらないなぁ・・・。



もう定時が過ぎたのに、何処かデートにでも連れて行ってくれないかしら?



はぁ・・・私は溜息をついた。そして、



「おじ様に言って綾乃さんをせっかく隼人さんから離したのに・・・。」



私は独り言のつもりで言った。



しかし、隼人さんは聞いていた。



「お前どう言う事だよ!」



いつもと違う隼人さんに私は驚いた。



すごい剣幕で私に近寄る隼人さん。



私は怒る隼人さんが怖くて、今までの事を話した。



私がおじ様に頼んで隼人さんから綾乃さんを離した事を・・・。



すると、隼人さんは私を睨んで部屋を出て行ってしまった。





これで終わりだと思った。



私の初恋もこれで終わり。



私の目から涙が止まらなかった。





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