らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
「ところで蘭ちゃん。何であの時、あれから来てくれなかったの?」



「あぁ・・・あれからあの公園へは、少しの間行かせて貰えなくなったんですの。」



蘭子がお手伝いさんの手を振り解いて、何処かに行ってしまった為、



あの後大騒ぎになったらしい。



「そうなんだ。僕もあれから1年後引越ししたんだ。



ところで、よく僕の名前を覚えていたね。」



「これでも、記憶力は良いんですのよ?



それにあれからずっと気になってたし。



裕貴君こそ、まだそのホイッスルなんで持ってるの?」



「あぁ、これ?なんとなく。これが僕を守ってくれている気がして。


お守り・・・かな?」



「そうなんだ。なんだか、ちょっと嬉しいですわ。」










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