らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
私は結局メイドに聞く事にした。



「奈緒美さん?ちょっといいかしら?」



「はい、お嬢様。」



「動き易い服装ってどの様な物なのかしら?」



「お嬢様?」



「私、今度遊園地に行こうかと思っていますの。それで・・・。」



「そうなんですか!お嬢様!!」



何故か喜んでいる奈緒美さん。



「じゃあこれなんてどうですか!」



と出してきたのは、



茶色とオレンジのエスニック柄のチュニックとレンギスだった。



「これが動き易い服装ですの?」



「これならスカートがめくれて大変って事もありませんし、お嬢様にもお似合いだと思いますよ!」



「そうかしら?」



「あと髪型は・・・」と髪の毛アップにし、お団子を作ってくれた。



「これでいかがでしょう?とてもお似合いですよ?」



私は鏡を見た。



いつもの私ではないみたい。



一周くるっと回ってみる。



「可愛いかも?これにするわ!奈緒美さん!」



「はいっ!」



そう言って当日着ていく服は、すんなりと決まった。







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