らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
私と裕貴君は隣同士のお馬さんに乗った。



ちょっと高くて怖かったけど、乗ってすぐに裕貴君は



「手・・・繋ぐ?」



なんて優しく言葉を言ってくれた。



「うんっ!」



私は裕貴君と初めて手を繋いだ。



温かい大きな手。



何だか落ち着くな・・・。





音楽に合わせながらぐるぐる回る私達。



その間、私達の手が離れる事は無かった。



その時私には裕貴君が



『白馬に乗った王子様』に見えてしょうがなかった・・・。





音楽が止まると、私達の手は離れた。



手がちょっと淋しいな。



けど、私がお馬から降りる時、また手を差し伸べてくれた。



裕貴君ってやっぱり王子様みたいだわ。






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