らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語

プルルル・・・



「ハロー？」



そう、隼人さんは今海外。



「あっ、蘭子です！朝比奈蘭子です。」



「えっ？蘭子？どうしたの」



ちょっと隼人さんが戸惑ってるのが分かる。



早く本題を言わなきゃ。



「あの、隼人さんにお願いがあって・・・。」



「何？」



「私・・・隼人さんの会社の人を好きになってしまって。



だから、ずっと一緒にいたくて



隼人さん！私を隼人さんの会社でお仕事させて下さい！」



私は電話の前で頭を下げた。



少し考えている様子の隼人さん。



「・・・いいよ。」



「えっ？本当ですか？」



「うん、詳細はまた後日連絡するよ。」



「あっ、あの・・・この事はお父様には内緒で・・・。」



「大丈夫だよ。何とかする。あっ、彼の名前は？」



「三上・・・裕貴です。」



「分かった。」



「お願いします・・・。」



そう言って受話器を置いた。



ある意味ドキドキしたよ・・・。



でも、こんなに簡単に実現出来るなんて夢みたいだわ！