らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
「私の名前は朝比奈蘭子!あなたの名前は?」



「ぼ、僕は・・・ゆうき・・・三上裕貴。」




すると、遠くから蘭子を呼ぶ声が聞こえた。



「お嬢様~!」「蘭子様~!!」



「ごめん、私行かなくちゃ。」



「また逢える・・・?蘭子ちゃん・・・。」



「きっとまた逢えるよ。裕貴君。


 
 あっ、これあげる。



 これがあったら忘れないでしょ。」



そう言って蘭子は首から提げていたホイッスルを渡す。



「ここにね、☆RAN☆って書いてあるでしょ?



 これランって読むの。私の名前。」



何かあったらこれで私を呼んでね。







< 7 / 155 >

この作品をシェア

pagetop