らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
俺は帰って綾乃に相談した。



「蘭子に・・・好きな人が出来たらしい。」



綾乃は『蘭子』と聞いて顔をちょっとしかめたが、



その後の言葉を聞くと、パァッと不安が取り除かれたように笑顔になった。



「本当なの?」



「あぁ。」



「で、その相手がうちの会社にいるんだ。たぶん秘書課の奴だ。」



「へぇ、そうなの。」



「蘭子がそいつと、一緒に仕事がしたいって。どう思う?」



まぁ、もうOKの返事してしまったんだけどな。



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