らぶ☆すとーりー 蘭子の恋の物語
私は裕貴君の元へ走った。



「はぁはぁはぁ・・・。」



「どうしたんですか?朝比奈さん。」



・・・何だか裕貴君が冷たい。



「あっ、あの・・・食事一緒にしたいなと思って。」



「さっきの彼は良いんですか?」



ん?さっきの彼・・・?



裕貴君誰の事を言ってますの?



「さっきの彼ってどなたの事ですの?」



「さっき呼ばれてたでしょ。」



あぁ、あの知らない人の事?



「別に何も・・・。」



「そうですか。」



裕貴君が歩きだす。



思わず、私は裕貴君の腕を掴んだ。



すると、裕貴君は「はぁ・・・。」と溜息を付いて



「行こうか。」



と私の頭をポンポンとした。



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