もうひとつの桃太郎
ある日、カボ太郎は言いました
「おじいさん、おばあさん
ぼくはこの村に時々襲ってくる
鬼を退治に、鬼が島に行きます!」
「おっ?いよいよ台本どうりに物語
が展開しますね」
おばあさんはわくわくしました
そして、次の朝、おばあさんは
早起きをして
「神様、どうかカボ太郎の行く先を
お守り下さい、村の人達のために
活躍できますように・・・」
と、心をこめてきびだんごを
作りました
心のこもったきびだんごを
腰にぶらさげてカボ太郎は
いざ!出発しました
「あ~りがとう、ありがとう♪♪
ありがと、ありがと、ありがとう
ありがと、ありがと、ありがとう」
桃太郎のメロディにあわせて
カボ太郎は唄を歌いました
おじいさんとおばあさんにうんと
楽をさせてあげたい・・と
感謝をこめて歌いました
さあ、みなさんもご一緒に♪♪^^
歩いていると犬が近づいてきました
「カボ太郎さま、どこへ行くの?」
カボ太郎は台本どうりに出てきた
犬の姿にほっとしました
「これから鬼が島に鬼退治に行こう」