もうひとつの桃太郎

ひとつのことを成し遂げるとき

気の合う同士で集まりたい

ものですが、この、気の合わない

同士が、あえて力を合わせることの

大切さをこの物語は語っていますね

・・・というわけで

犬と猿を従えて歩き出した

カボ太郎の前に予想どうり

キジがあらわれました

同じセリフを言うのが

面倒になったカボ太郎は

だまってキジにきびだんごを渡し

Vサインをしました

いよいよカボ太郎達の前に

鬼が島が見えてきました

「大丈夫かなあ?勝てるかなあ?」

不安そうなカボ太郎に犬が

「何言ってるんですか!

このきびだんごを食べれば

強い心になれますよ、だって

おばあさんの心がこもって

いるんでしょう?」

犬のことばにカボ太郎はグッと

きました

そしてみんなできびだんごを

パクリと食べました

ちょっとのどにつまりかけた

カボ太郎はお茶を持って

くればよかったと思いました

さあ、するとどうでしょう!

力がモリモリ湧いてきました

「行くぞ!」

鬼が島めざしていちもくさんに

走っていくと鬼がうじゃうじゃ

出てきました




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