♂性別転換♀
「違う違う! これは一種の気の迷いで、母性本能ってやつだ。俺は女が好きなんだー!」
「お、お姉ちゃん?」
「俺は子供好きなんだ! ショタとかロリとかじゃなくて、純粋に子供が好きなんだよ、きっと!」
「お姉ちゃん、落ち着いて……」
「きっとじゃねぇ、間違いない! だってこんなガキの裸を想像したって、勃つもんも勃―――」
「猛虎 鋭利千本の舞」
「とりあえず、自分の姿を見てみたら? お姉ちゃんも絶対気に入るよ」
つい数分まで俺の命を狙っていた魔法使い大翔が、部屋の隅にある化粧台を指差す。
そういや、まだ自分の全体像を見ていないっけ。