♂性別転換♀
魔力5

目が覚めると、ベッドの上で眠っていた。


窓からは朝日が差し込み、部屋に明るさを灯している。


ハッとして、手を口元にやる。


あの後うっかりカエルちゃんを噛み……いや、言わない。言ったら思い出すから言わない。


ともかく、うっかり核爆弾を発射しちゃった級の衝撃と恐怖を味わった俺は、引きずられながら失神。


気付くと翌日の朝になっており、制服からパジャマに衣替えしていた。


と、今現在自分が置かれている状況を再確認。


腕や足を捲ってみる。


大翔が処置したのか、身体中に出来た傷を消えており、砂や土も綺麗さっぱり落ちていた。


そして改めて自分の体を確認。


あったはずのものはなく、あるはずがないものがある。


やっぱりなと呟いて立ち上がり、部屋から出た。
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