生徒会同盟

「化粧なんかいらない…と思う」

消え入るような声で会長は言った。

『それ…って』
紅潮する私の顔
うつむく会長

美由はどっか行ってたみたい
ヒロくんのところかな?

「まぁ、カスが化粧してもカスだからな」

『余計だし!』

赤くなった私の馬鹿!!

「おっと、用事だ」
逃げるように会長は教室に入った

『…むかつく…』
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