【恋物語】桃色桜と恋心
「やす…私…縁談が決まった」


「なぜ…今になってそんな…」


「コレを私だと思って…」


おゆうは桃色の布切れをやすに渡した


「コレは…」


「あの桜の木に目印として結んだ布切れと同じモノ」


「では、おゆう…コレを受け取ってくれ」


やすがおゆうに渡したモノは桃色のかんざしだった


「こんな高価なモノはいただけません!おっかさんがどう思うか…」


「おゆうに渡そうと、2年間働き、ようやく手に入れたかんざしだ。貰ってくれ」


「やす…ありがとう」






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