【恋物語】桃色桜と恋心
「手を触れるな!無礼者!」


「なにぃ?女だと思ってイイ気になりやがって!」


男は小刀を手にすごんでいます


「お嬢さん、逃げてください」


「でも…」


「ココは私に任せて、早く逃げるんだ!」


お姫様は桜の木の後ろに隠れました


どうしよう


あの人には夢がある


もしケガでもしたら旅が出来なくなってしまう


私があの人を守らなきゃ


お姫様がそう思った瞬間、男の小刀が旅芸人目掛けて振り上げられたのが目に入りました






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