【恋物語】桃色桜と恋心
精霊は二人の周りをクルクルと回り、舞い散る桜の花ビラの中に消えていった
残念なことにこの小さな精霊は人間の目には見えない
「桜吹雪、綺麗だったね」
「おゆう…二人で逃げないか?」
「やす?」
「俺がもう少し大人になって、おゆうを守れるようになったら迎えに来る」
「でも…やすは殿様の…」
残念なことにこの小さな精霊は人間の目には見えない
「桜吹雪、綺麗だったね」
「おゆう…二人で逃げないか?」
「やす?」
「俺がもう少し大人になって、おゆうを守れるようになったら迎えに来る」
「でも…やすは殿様の…」