【恋物語】桃色桜と恋心
いつ来るかわからない相手
おゆうは今日、行ってみようという気になった
桜の木に結んだ桃色の布切れがなくなっていた
それはやすが来た時に、自分が来たとわかるように、取っていったからだった
おゆうはそれを直感的に感じ、再度桃色の布切れを同じように結んだ
その瞬間、あの日の様に急に桜の花ビラが舞い散った
小さな精霊がおゆうの周りを回り、消えていく
桜の匂いを感じたおゆうは毎日、桜の木で待った
おゆうは今日、行ってみようという気になった
桜の木に結んだ桃色の布切れがなくなっていた
それはやすが来た時に、自分が来たとわかるように、取っていったからだった
おゆうはそれを直感的に感じ、再度桃色の布切れを同じように結んだ
その瞬間、あの日の様に急に桜の花ビラが舞い散った
小さな精霊がおゆうの周りを回り、消えていく
桜の匂いを感じたおゆうは毎日、桜の木で待った