未定
プロローグ
私の父親は人殺しだった
そのせいで明るかった母親は鬱病になり父親の幻覚を見て喚く日々
頼れるのは姉の夕佳だけであった
そして、学校に行けば苛められた
「人殺しの娘」と言われ、誰からも見放されていた
勿論、姉もそうだった
父が人を殺した五年前までは、私はとても明るくて感情豊かな子だったという
アルバムには私の笑顔しか映っていなかった
でも、今は感情のないただの人形のようになってしまった
つまり、人間として一番重要な部分が欠落してしまったのである



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