約束の場所~あたしとあの子と彼の恋~


翌日、俺は雪の病室にいた。









雪はまだ眠っている。


手首には痛々しい包帯と、点滴。












気付いてやれなくて・・・ごめんな・・・。











目をあけた雪が俺を見る。








「健・・・ちゃん・・・?」






「雪!お見舞いに来たぞ!」









俺は努めて明るく振舞った。





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