約束の場所~あたしとあの子と彼の恋~
「雪がいなくなるって思ったら、俺・・・・怖くて怖くて・・。」
「もうしない。ごめんなさい・・
ぐすっ・・」
泣いてる雪を力いっぱい抱きしめた。
もう・・
こんな不安な思いはさせないからな。
手首の傷は思っていたより浅かったらしく、若くて回復の早い雪は2.3日で退院した。
「これからは、何でも話せよ?」
「うんっ!」
元気を取り戻した雪は、また俺にあの笑顔を見せてくれるようになっていた。