約束の場所~あたしとあの子と彼の恋~
「ほんとはまだ行きたいところあるんだけどさ・・。」
「そうなの?」
「でも今日はここまでかな。」
え~・・・
行きたいのに・・・。
もしかしたら、そこで思い出すかもしれないのにな・・。
でも!
また連れてきてもらえるしね。
帰りのバスの中で、頭の中はずっと新田君一色だった。
相変わらずモヤモヤする胸の中・・。
はぁ・・・なんなんだろ・・。
もし夢の中の男の子が新田君だったら・・・
嬉しいって思ったんだあたし。