約束の場所~あたしとあの子と彼の恋~
一人で落ち込んでいたら、愛羅が病室に来た。
「新田君・・調子はどう・・・?」
愛羅はとても優しい子だ。
自分のことよりも、他人の心配をいつも先にするんだ。
そんなところも、俺は全部好きだ。
「あのさ・・・さっき・・・雪と別れた。
俺さ、愛羅と彼氏がうまくいっていればいいと思ったんだ。
愛羅が俺に想われて困ってるって聞いて・・・
俺は雪と付き合う事にした。
でもさ・・・お前を忘れらんねーんだよ・・。
雪と一緒に居ても、お前の事ばっか考えちゃうんだ。」