花の傭兵
「僕は傭兵の学校に行くって言ってないんだけど…」

ローズは寝床に座って言った。

バードはその隣の寝床に座って

「そうだったかな?俺はてっきり行くと思ったぞ。剣を磨くのに傭兵の学校はぴったしだしな」

「そうなんだ。知らなかった」

「そうだろ。だから俺もついて行くんだよ。お前じゃ何もわからないからな」

何も言えない。

ローズは下を向いた。

「じゃ、もう寝るぞ。おやすみ」

バードは毛布の中に入った。

それにしても、学校ってどんなところだろう?

ローズも毛布をかけて眠りについた。


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