花の傭兵
カナス洞窟
翌朝、みんなが起きたときにはヒトガタは影も形もなかった。
見張り番をしていたスワローによると朝日がさすと消えたそうだ。
一同は、固焼きパンを取り、食料もないのでとりあえず近くのアース村を目指して歩きはじめる。
村には昼前に着いた。
ララミーの民は目立つので、バード、ローズ、キイスが市場で食料などを買い、村外れで待ちあわせたスワローたちと合流する。
火をおこして干し肉を入れたスープで昼食とした。
「すみません。私たちさえいなければもっと美味しいものが食べられたはずですね」
スワローがすまなそうに言った。
「そんなことないわよ。みんな一緒があたりまえよ。さあ食べましょう」
ローズはニコって微笑んでスープをスワローに渡した。
バードは地図をにらんでいたが
「カナス洞窟を通らないとトーリス村に行けないな。誰かどういうところか知ってるか?」
と聞く。
「強い妖魔がいるから気をつけないと危ない。さいわい俺が道を知っている」
キイスがスープをすすり答えた。
「じゃ、洞窟では先頭を行ってくれ。…俺にはスープはないのか?」
「は~い」
ローズはスープを渡す。
見張り番をしていたスワローによると朝日がさすと消えたそうだ。
一同は、固焼きパンを取り、食料もないのでとりあえず近くのアース村を目指して歩きはじめる。
村には昼前に着いた。
ララミーの民は目立つので、バード、ローズ、キイスが市場で食料などを買い、村外れで待ちあわせたスワローたちと合流する。
火をおこして干し肉を入れたスープで昼食とした。
「すみません。私たちさえいなければもっと美味しいものが食べられたはずですね」
スワローがすまなそうに言った。
「そんなことないわよ。みんな一緒があたりまえよ。さあ食べましょう」
ローズはニコって微笑んでスープをスワローに渡した。
バードは地図をにらんでいたが
「カナス洞窟を通らないとトーリス村に行けないな。誰かどういうところか知ってるか?」
と聞く。
「強い妖魔がいるから気をつけないと危ない。さいわい俺が道を知っている」
キイスがスープをすすり答えた。
「じゃ、洞窟では先頭を行ってくれ。…俺にはスープはないのか?」
「は~い」
ローズはスープを渡す。