花の傭兵
「う、う~ん」
ローズは眼をこすって身を起こして、辺りを見回す。
「大丈夫?」
辺りが暗くてよく見えないが、若い女性の姿が見えた。
「ここどこ?あなたは誰?なんで私ここにいるの?」
ローズは事態がよく飲み込めてなかったのでその女性に質問を浴びせる。
「ここはカナス洞窟の牢や、あたいは七草鏡子(ななくさきょうこ)、ちなみに16歳、あんたはラーナスにここにぶちこまれたのさ」
女性は背を向けて角の水さしを持ち上げ、ココレットに注いだ。
背中に白い翼がある!
ララミーの民なの?
ローズは女性がココレットを目の前に置くまで翼を見つめていた。
「あっ、これ?あたいがここで眼が覚めた時翼が生えてたのさ。前はなかったんだよ」
「ララミーの民なの?」
「あぁ、そんな名前の民がいるって看守に聞いたよ。高く売れそうだって洞窟の途中で倒れていたあたいを拾ってきたんだって。あたいは違うって言ったんだけどやっこさん信じなくて面倒だから話を合わしておいたよ」
ローズは眼をこすって身を起こして、辺りを見回す。
「大丈夫?」
辺りが暗くてよく見えないが、若い女性の姿が見えた。
「ここどこ?あなたは誰?なんで私ここにいるの?」
ローズは事態がよく飲み込めてなかったのでその女性に質問を浴びせる。
「ここはカナス洞窟の牢や、あたいは七草鏡子(ななくさきょうこ)、ちなみに16歳、あんたはラーナスにここにぶちこまれたのさ」
女性は背を向けて角の水さしを持ち上げ、ココレットに注いだ。
背中に白い翼がある!
ララミーの民なの?
ローズは女性がココレットを目の前に置くまで翼を見つめていた。
「あっ、これ?あたいがここで眼が覚めた時翼が生えてたのさ。前はなかったんだよ」
「ララミーの民なの?」
「あぁ、そんな名前の民がいるって看守に聞いたよ。高く売れそうだって洞窟の途中で倒れていたあたいを拾ってきたんだって。あたいは違うって言ったんだけどやっこさん信じなくて面倒だから話を合わしておいたよ」