花の傭兵
《黄泉の国だって?死神王のいる?》

《そうだ。光ゴケのある道は黄泉の国への入り口となっているクモの糸のある縦穴に続いている。まぁ、上に行けば天の国だがな。なぜか下の黄泉の国へ降りる者が多い》

はぁ~

バードは大きなため息をはく。

いったい、いくら迷惑をかける気だ。

バードは妖魔に礼を言って懐にしまうと立ち上がって

「ローズたちが黄泉の国へ向かってるそうだ。だから、ラーナスたちを強行突破するぞ」

と声高に言った。


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