Deep World

下駄箱で、来斗を待つ私



「ごめん、帰るか。」
「…はっ?」

何でコイツと一緒に帰らなきゃダメなのよ


「…クレープ奢る。」
「うぅ…。」

クレープは、私の大好物だから断れるわけがない

決まりだな…って笑顔で私の手を掴んだ



−−…


「んま〜い。」

頬を膨らませながら食べる私を見てライトは呆れている


「…お前デブるぞ。」

だって好きなんだもん!


「お前さ…口にクリームいっぱい付いてる」

そう言い、ライトは私の唇に手を触れた

そっと顔が近ずいて


「…んんっ」

強引だけど優しいキスを私にした


「あ…アンタさ、何がしたいわけ?」

ライトの笑顔に、少しドキっとした


「キスしたくなったからしただけ。」


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