◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
ずっと沖田のメイド姿が、気になってしょうがなかった。
だから、心んなかでは密かに沖田を指名しようと決めていた。
あいつのことだ、絶対可愛いんだろうな。
やべ…今、俺の顔…ニヤケてなかったよな?
そんな妄想…いや、想像を巡らせていた俺に・・・
「ご指名ありがとうございますッ。」
振り向くと、俺は一瞬にして固まってしまった。
ヤバいぞ…こりゃ。
嘘だろ…。想像以上だ…。
「先生、何か飲みます?」
「・・・」
「先生?」
「あ、あぁ…えっと、アイスコーヒー」
「はい。ちょっと待って下さい。」
パタパタとドリンクコーナーになった教卓の方へ走っていった沖田。
その後ろ姿を見つめながら、俺の心臓は破裂寸前。。
だって、そりゃ…
「はい、どうぞ♪先生!」
「おぅ、サンキュ!」
ピンク色のフリフリヒラヒラのメイド服に、
くるんと巻いた髪…。
完璧なメイドの沖田。
か、可愛過ぎるだろ…。
どうりで教師もデレデレするわけだ。
沖田のメイド姿は、俺の想像を超えるくらいのできだった…。
ヤバいぞ…。また惚れちまった…。