◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
やり場のない気持ち
文化祭も終わり、期末テストでひーひー言ってる生徒とはよそに…
1人現実と向き合おうともがいて、いくら頭で考えても結論を出せない
アホなやつがいた。
「ハァ………」
俺だ。
テストの監督中も、何度となくついたであろうため息。
文化祭中の教官室からみた光景…
沖田と塚本が恋人同士という事実。
このやりきれないでいる俺は、今きっと教師としてダメダメだ。
まぁ今までが良かったとも言えないが。
こんな気持ちで、生徒達と接するのは…少し心苦しいが、今はとにかく、何かをしていないと…やってけない気がする。
それでなくても、ふと気づくとまた、沖田の姿を目で追いかけてる事がある。
ほら…今だって…。。
くくっ、テスト終わったのはいいが、腹がなりそうで必死に腹を押さえてる。。
可愛いやつ。。
おっと、いけね。ちゃんと、仕事に集中②。
俺は、ごまかすように咳払いをひとつするとまた生徒達の机の間を歩いた。