◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆



「てかさ…私的に沢っちなら、抱かれてもいいけど。」



出たよ。石川の大胆発言。


ってか、まず何で俺が石川を抱かなきゃならないんだ?



「遠慮する。」


「あ、ひどい。女の子がこう言ってるのに~。じゃあ、この3人の中で抱いてもいいって思うのは?」



おいおい、石川。お前はどこまで自由気ままなんだ。


何か山口真っ赤んなってるし。。


まっ、これが普通の反応か。


まだ16だもんな。



チラッと見ると、沖田は…山口ほどじゃないが少し恥ずかしそうな表情。



「ねぇ、誰!?」



せかすなよ…、何で石川はこんながっついた話を。。


そ、そりゃ…抱いてもいいって思うのは



………沖田。



抱いてもいいじゃなくて、


むしろ、抱きたい。



出来るもんなら、その華奢な可愛い体を抱きしめたい。



すべて。心も体も…。



まぁ、そんなはっきりした答えを口に出せる訳もなく…



「むりむり、お前らじゃ俺を満足させらんねぇな。選ぶなんざできねー。」



一番、いい答えだ。


うむ。さすが教師♪適切な対処だ!




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