◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
最終章
恋空と生徒。
「おっはよ~♪沢っち♪」
「おぅ、おはよ!こら、石川~ケツ触んな~!変態か!」
「いや~、いいケツしてんなぁ~と思って。」
「だからって触るな。セクハラで訴えるぞ。」
ハァ、朝から晴れ渡って清々しい天気だというのに…
何で俺はこんなくだらん会話をしてんだ…
俺が諦めて石川にセクハラを受けていると…
「ちな~、おはよ!あ、先生もおはよーございます♪」
いつもの制服をきた沖田。
やっぱ今の沖田が一番だな。
俺は昨日のドレス姿の沖田を思い出して、そう思った。
「おう、おはよう沖田。」
「先生、昨日よりやっぱりいつものジャージ姿の先生が一番だね!」
「ばかやろ、俺はどんな時も一番なんだよ!」
「ははは!」
「ねぇ、昨日の先生って何!?」
「実はね~…」
「セクハラする石川には教えねー。」
「あ~なにそれ~!教えてよ!内緒にするってことは、やらしいぞ!沢っち最低!」
「おい!勝手に誤解するなアホ!」
「生徒にアホ言うな!淫乱教師!」
「教師に淫乱言うな!」
「あはははは!!」
沖田が隣で笑ってる。
でも、俺の心臓はいつもみたいに暴れない。
やっぱりな…。