◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆



そして、ずるずると沖田への気持ちを募らせながら…一年生の高校生活初めての夏休みが近づいていた。



そのせいか、俺のクラスはテンションが高く騒がしくなった。



「こら。ちょっと静かにしろ~お前ら!親睦会の話すっから!」



ちょっとやかましすぎる。。

ま、俺のクラスだから余計か。



「沢っち~、親睦会っていつやるの?」


「夏休み入って、最初の土曜日。」



そう、毎年恒例の一年のクラス別の親睦会。


俺いわく、もっと仲良くやろーぜ会。


だって親睦深めるっつったって、コイツらもう、仲良すぎだし。。



「親睦会ってなにするんですか~?」


「まぁ、キャンプみたいなもんだよな。同じ釜の飯を食うみたいな?」



キャンプ場に行って、体動かして汗かいて、自炊して、みんなでワイワイやって、楽しもうってヤツだな。



ある程度の内容説明をして、後は適当に数人のグループに分かれる。




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