◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
星空の下の夢…
「何してんだぁ。もう遅いぞ…?」
「あ、先生。」
やっぱり沖田だった。
普通なら、怒って早く戻れとかなんとか言う俺なのに…
こんな時間に、沖田と話せて嬉しくなってる俺がいる。
「沖田何してんだ?こんな時間に。」
「ちょっと寝れなくて。」
嬉しくてもう少し違う話がしたいのに、教師らしい事を言ってしまう俺。
そういや、沖田くしゃみしてたな…。
見ると、沖田は薄いピンクのTシャツに白い短パンという格好だった。
俺はとっさに、自分の着ていた黒のジャージの上着を脱いで、沖田に差し出した。
「肌寒いだろ、これ着とけ。」
「ありがとうございまぁす。」
ニコッと笑って、俺からジャージを受け取ると沖田は、それを羽織った。
俺のジャージは、華奢な沖田にはブカブカで…
でも、そんなブカブカなジャージを着る沖田がすごい…可愛くて…。。
って何言ってんだよ俺。。