◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
ちょっと目をそらす俺をしり目に、そのジャージをクンクンと匂った沖田。
おいおい、匂ったりは反則だろ…。。
「先生、お酒臭いよ、このジャージ。」
「当たり前だろ、さっきまで飲んでたからな。」
「先生お酒強いの?」
「まぁ…強いほうかなぁ。」
「ふーん…そっか。」
沖田はそう言いながら、何かを思い出すような表情で、また夜空を見上げた。
そんな沖田の表情が気になりつつ、隣りに座った俺。