◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
「でさ、いつから好きなわけ?瞳の事」
「いつからって…それは…」
コイツ…普通に聞いてくるな…。
一応俺は、お前の担任教師だぞ?
まぁ、その幼なじみを好きになった俺だから何も言えないんだか。
「夏休み前くらいから…」
「ふ~ん、で何で好きになったわけ?」
ちょっと戸惑ったが、俺は沖田を意識しだしたあの…放課後のことを話した。
「夏休み前の…ある放課後だ、沖田が1人教室で泣いてたんだ。…それから、気になって、気づいたら…」
「放課後、教室…でねぇ…。」
角は、何か考えてながら…そう呟いた。
きっと、角は何かを知っている。
俺は思った。