◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
だけど一向に目当てのものが見つからないらしく、自分の机の周りを四つん這いになって探してる沖田。
「お~い、沖田ぁ?」
俺は沖田に近づいた。
う゛…谷間が…見える。。
思わず、四つん這いになった沖田の第2ボタンまで開けた胸元に目がいった。
ばか!俺は変態か!
慌てて目をそらすが、すでに俺の脳裏には今のがインプットされてしまったようだ。
くそ…俺はガキか。顔があつ。。
「先生ぇ…。。」
「分かったから、泣くな。先生も一緒に探してやっから。なっ?」
優しく問いかけて、ペタンと床に座り込む沖田の頭に手を置いた。
落ち着いた口調とは裏腹に、ものすごい勢いで心臓が暴れてる。。
だって、沖田に触れちゃってんだよ?
遠いと思ってた沖田に、触れることができたんだ。
「ほんとに?先生ありがとう!」
俺の心臓なんかお構いなしに、悩殺的な笑顔をみせる沖田。
お前は…分かってんのか?
そんな笑顔見たら、この気持ち…
止められないってこと。