◆紫色の恋空**先生の切ない恋**◆
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なんとか、衣装部屋までもった俺の心臓くん。
よく頑張った。栄光をたたえるよ。
そして、今2人でネックレスを捜索中。
よく考えれば…今…ここにいるのは、俺と沖田。
つまり、2人きり。
・・・・ぁ、今一瞬、俺すごいいけない事を考えてしまったかも。
俺はそんな邪念を頭から追い出し、ネックレスの捜索に集中する。
「ねぇ先生。」
「んー?」
「1つ聞いていいですか?」
「なんだぁ?」
俺は部屋の下辺りを探しながら、沖田の質問を待った。
「先生って私の事・・・・」
そこまで聞いて俺は沖田の方を振り返った。
もしかして…バレ…た?
「先生って私の事…嫌いですか?」
「はっ?」
思わず、笑ってしまいそうなくらい間抜けな声がでた。
俺が沖田を嫌いかぁ~~???